山田太一グラフィティ(77)
最後にミニコントに参加する山田さん。
中山秀征が女の子に「大作家というのはこういう万年筆で、こういう原稿用紙に書くんだよ」と仰々しく恰好つけていると、山田さんが現れて「ぼくはこういう(なんの変哲もない)鉛筆と紙で書いています」と言って、中山秀征をぎゃふんと言わせます。
女の子は山田さんにうっとりとなり「連れてって」と、山田さんと腕を組んで画面から去ってしまいます。
中山秀征は一人寂しく取り残され、チャンチャン。
コントに参加するなんて、後にも先にもこの時だけ。